理系大学生のパソコンの選び方【Windows】|必要なスペック

pc

大学で使うパソコン選びって難しいですよね。

私は大学生になるまでパソコンを持っていなかったので、初めてのパソコン選びの時は知識がなくパソコンの各パーツが何をするものなのか調べるところからスタートで苦労しました。

理系と文系では求められるスペックには大きな差がありますし、同じ理系でも学部によって異なります。

インターネットで調べても、おすすめのパソコンを紹介する記事は大学生全体へ向けたターゲットの広い記事ばかりで、自分の学部でもこのパソコンのスペックで大丈夫なのかがよくわかりませんでした。

そこで本記事では、情報工学を専門とする現役の理系大学生の私が、理系大学生(特に情報工学系の学部の学生)へ向けて、パソコンの選び方(Windows)を解説していきます。

私が大学入学時に購入したパソコンが現在もスペック的に不満なく使えているので、その私のパソコンを基準にして解説していきます。

目次

大学からの指示に従おう

大学に合格すると、春休みの間に大学からOSの指定や必要なスペックについての指示があるはずなので、最低限その条件を満たすものを買ってください。

大学からWindowsを買ってくださいという指定があるのにMacを買ってしまうと、授業で使うソフトウェアを使えないなどの事態に陥ってしまいます。

確認するべき項目

  • OS(WindowsかMacか)
  • CPU
  • メモリ
  • ストレージ(HDD、SSD)
  • 画面サイズ

OS(WindowsかMacか)

OSはパソコンのシステム全体を管理するソフトウェアで、スマホでいうAndroidOSとiOS(iphone)みたいなものです。

OSはWindowsとMacの2つが一般的ですが、ほとんどの理系大学生にはWindowsをおすすめします。

理由は工学系などの理系の学部で使用する専門的なソフトウェアの中にはWindowsしか対応していないものがあるためです。(対応してはいるけどインストール方法がWindowsに比べてすごくめんどうだったり、授業ではWindowsでのインストール方法しか教えてくれなかったりします。)

話したことのない人でしたが自分の同級生にもMacユーザーで、授業で使うソフトがインストールできずに教授に聞きにいっている人がいました。結局どうしたのか詳細はわかりませんが、教授が説明していたMacへのソフトのインストール方法はWindowsに比べてとてもややこしくめんどくさそうでした。

全ての理系大学生とせず、ほとんどの理系大学生としたのは、建築系の学部などデザインをする学部ではMacの方が良い場合があるからです。

ここでは以降の解説はWindowsであることを前提としていきます。

CPU

CPUは各パーツやソフトウェアを制御する、体で言うと脳にあたるパーツです。

CPUはIntelという会社と、AMDという会社の2社のものがほとんどで、シェアはIntelがおよそ70%、AMDが30%となっています。

IntelのCPUの種類は以下のようになっています。上のものほど性能が高いです。

  • Core i9
  • Core i7
  • Core i5
  • Core i3
  • Pentium
  • Celeron

AMDのCPUの種類は以下のようになっています。RyzenシリーズとCoreシリーズは数字が同じものが同じグレードに対応しています。

  • Ryzen 9
  • Ryzen 7
  • Ryzen 5
  • Ryzen 3
  • Athlon

スペックについては同じ数字のもの同士はほぼ差がないらしいですが、Intelが最大手なので安心安全を得るという意味で、Intelにしておくのが無難かなと思います。

同スペックで比べるとAMDの方がコスパがいいので少しでも安く抑えたい場合にはAMDもありかもしれませんが、自分の周りではIntel社製のCPUを搭載したパソコンを使っている人しかおらず、AMDの人はいないので詳しいことはよくわかりません。

CPUにはCore i7をおすすめします。

メモリ

短期間データを格納する記憶装置です。デスクが広いと教科書やノートを同時にたくさん広げられるように、メモリが大きいほどたくさんの処理を同時に行えます。

16GBがおすすめです。

プログラミングではパソコンに搭載しているメインのOS(Windows)の他に、同時に別のOSを動作させることがあります(仮想マシンといいます)。その場合にはそちらのOSにもメモリを割り当てなければならないため、メモリは大きめにしておくのがおすすめです。

ストレージ(HDD、SSD)

長期的にデータを保存する記憶装置です。メモリとの役割の違いとしては本棚(ストレージ)から本を取り出してデスク(メモリ)に広げて作業するというイメージです。

HDDとSSDはストレージの種類で、HDDはHard Disk Driveの略、SSDは Solid State Driveの略です。

SSDの方が読み込み書き込み速度が速い、静音性が高い、衝撃に強いと高性能ですが、同じ容量で比較するとHDDよりも価格が高くなります。

SSDの512GBをおすすめします。

私のPCでは、今までの課題や授業で使って今は使っていないソフトウェアなどはストレージから消去せずに置いたままで、3年生終了時で210GB使用済みです。

512GBをおすすめしますが、こまめに外部HDD(SSD)にデータを移したり使わなくなったソフトウェアをアンインストールしたりするならば、256GBでもいけなくはなさそうです。

画面サイズ

主要な画面サイズは13.3、14、15.6あたりで、大学まで実家から通っている人には運びやすさを重視して13.3インチをおすすめします。下宿生はどのサイズでも問題ないかと思います。

テンキー(キーボードの右側に配置される数字入力専用キーボード)は必要ないです。ノートパソコンでは数字を入力しやすくなるメリットよりも、サイズが大きくなることで持ち運びにくくなるデメリットの方が大きいです。

まとめ

OSWindows
CPUCore i7
メモリ16GB
ストレージ512GB
画面サイズ13.3インチ(自宅から通いの学生の場合)

適切なスペックを搭載したPCでは、価格帯はおよそ10万後半から20万前半ぐらいになってくるかと思われます。

たいていの場合入学時に購入したパソコンを卒業まで使うことになりますし、パソコンのパフォーマンスは演習や課題での快適さに直結します。多少高くなろうとも、悩んだら性能の高いものを買っておくことをおすすめします。

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